2015年と私
毎年弊社では最終営業日に有志で 忘年会議 という一年を振り返るLTをやりながら飲んだり騒いだりする会をやっているのだけれど、今年は参加できなかったのでブログにまとめておく。
普段はいろいろな数値を出してアレコレするんだけど、今回は単純な振り返りで。
1月
- 2014年MVPもらった
- 進撃の巨人展面白かった
* ボードゲーム熱が再燃して、Amazonで買えるボードゲームをひたすら買いまくった * 宅飲みするときとかオフィス飲みするときに便利 * 飲みながらプレイするのであまりものを広げない感じのやつが良い * 犯人は踊る はルールが微妙に調整されているので2015年版オススメ
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2月
- ネイティブアプリ開発の勉強はじめた
- バランスボードを買って会社に置いたら大人気っぽい
TOEI LIGHT(トーエイライト) バランスディスク40 H-7412
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- 会社の先輩からJawboneもらったので睡眠時間の計測をはじめた
- グラフみるだけで楽しい
- 本棚を整理したり、靴や洋服のメンテナンスグッズを買っていたらしい
- 定期的に整理してるけど整理するたびに2,30冊買ってて減らない
3月
4月
- 新卒が入ってきた
- 産直屋 たか、最高に良かった
- Kindleデビューして本買いまくった
- 調子に乗りすぎてあと数年は本買わなくても大丈夫そう
- この時期から買い物面倒くさい病でAmazonで日用品買うようになったらしい
- huluで名探偵コナンの映画を見まくった
5月
- チームメンバー増えてきたのでマネジメント寄りな作業多
- アロマにはまり始めて一式揃えた
- アロマキャンドル、火をつけなくても置いてるだけでかすかに香るので費用対効果高い
- ゲームジャム部でゲーム作った
- 幼児を操作して邪魔者をよけながらおもちゃを片付けるゲーム
- ボードゲーム熱はまだ冷めず
6月
- 京都出張
- 手ぬぐいにはまる
- 最近は見かけたらとりあえず買うようにしている
- 「SAKE おかわり」という日本酒注ぎ放題のお店がオフィスのすぐ近くにできた
7月
- 産直屋 たか、最高に良かった
- 鳥料理 それがし、最高に良かった
8月
- MapBoxの検証など
- たまりがちなissueを消化したり、一番コード書いてた時期っぽい
- 日本酒のジャケ買い
- gotanda.js発足
- ちょっと放置してたら後輩がいろいろ取りまとめてくれてるらしい
- YAPCスタッフ業
9月
- フィルターボトル、今年買ってよかったものベスト3に入る
- だし作ったり、水出しなんちゃら作ったりが手軽にできる
ハリオ フィルターボトル 750ml オリーブグリーン FIB-75-OG
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- ISUCON予選参加した
- 反省点は以下のエントリに
- HuluからNetflixへ乗り換えた
- オリジナル作品とかあって良い
10月
- ISUCON参加メンバーで予選の復習
- 2度目ということもあって落ち着いて作業できた
- お互いの能力がわかって役割分担できるようになったので次回こそ
- 駅奪取というアプリのイベント参加で1泊2日で河口湖行った
- 面白かった
11月
- 友人の結婚式でハワイへ
- 8年ぶりぐらいの海外だったけど良かった
- 自販機までクレジットカードですごかった
- アロマキャンドルたくさん買った
- ワイン展面白かった
12月
- 社内でワークショップ開催した
- Amazonプライムでドラえもんとクレヨンしんちゃんの映画ばかり見ている
- Googleフォトで写真バックアップ始めたけどとても良い。無料だしおすすめ
- ISUCON参加メンバーで本選挑戦した
- 来年優勝狙える圏内に入ってきた気がする
過去の忘年会議資料
www.slideshare.net
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「チームをつくるワークショップ」というのを開催しました
社内の某プロジェクトのメンバー全員で「チームをつくるワークショップ」というワークショップを開催しました。
背景
2週間ごとに「チームメンバーの満足度をあげる」というテーマで振り返りを行っていたのですが、KEEPやPROBLEMが直近の物事に左右されがちという問題がありました。
また、この1年でチームメンバーも増え、お互いが何を考えて仕事しているのか、どういう環境が嬉しいのかという情報共有が不足しているように感じました。
そこで、1年の振り返りとして、お互いのことを深く知り、自分たちがどんなチームになることを選択するのか、というのを話し合う機会を用意しました。
資料
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流れ
4人一組のグループに分かれてもらって、グループごとにワークを行うようにしました。
まずはじめに、以下のような話をして、チームを作る上でお互いのことを知るのが重要だ、みたいなことを話しました。
チームを作る上で、メンバーのことを知ることが重要だよ。
(自分たちの)チームの目標は、製品のビジョンを達成することに加え、メンバーのサポートをすることだよ。
次に、以下の順番で5つのワークをこなしました。
- 自己紹介(一緒に働くメンバーがどんな人で何をしたいのか知る)
- 理想的なチームについて考える(チームの将来像に関する意見交換)
- 現在のチームがどうなっているかまとめる(現状の認識をすり合わせる)
- なにをどうすれば理想に近づくのか考える(理想と現実のギャップを見極める)
- ネクストアクションを決める(理想に近づけるために、個々人が何をするか決める)
Work 1. チームメンバーをもっと知ろう!
個人ワークで自己紹介を考えてもらい、グループ内で自己紹介をしました。
自己紹介を作る上で以下のような観点で自己紹介をしてもらうようにしました。
- あなたの業務はなんですか?
- あなたがチームに対して貢献できることはなんですか?
- 周りがあなたに期待していることはなんですか?
- あなたは今後どのような人になりたいですか?
Work 2. 理想的なチームについて話そう!
過去の経験を元に、それぞれが思う理想的なチームについて考えてもらいました。
その後、グループ内で「理想的なチームはどんなチームか」をまとめてもらい、全体に発表をしました。
- 今までで良かったチームはどんなチームでしたか?
- どういったところが良かったですか?
- そのためにどのような工夫がされていましたか?
Work 3. チームの現状を確認しよう!
同様に、今のチームはどんなチームであるかをグループでまとめてもらい、全体に発表をしました。
- 今のチームの良い/好きなところはなんですか?
- 今のチームの悪い/嫌いなところはなんですか?
- 今のチームの特徴(個性)はなんですか?
Work 4. 何ができるかを考えよう!
理想と現実の差は何か、どこを改善すればよいか、どんなことをすればよいか、というのをグループ内でまとめてもらい、全体に発表をしました。
- 今のチームに足りないことはなんですか?
- 何が変われば理想的なチームになりますか?
- それを変えるためには何をすれば良いでしょうか?
Work 5. アクションカードを書こう!
最後に、Work 4でまとめた課題に対して、各々が何をできるかを付箋にまとめてもらいました。
自分が、理想的なチームに向けてできることはもちろん、みんなにやってもらいたいことを発表したり、誰かにやってもらいたいことを書いてその人に渡す、といったことをしました。
- 理想のチームにするため…
- 自分ができることを付箋に書こう
- みんなでやりたいことを付箋に書いて発表しよう
- 誰かにやってほしいことを付箋に書いて渡そう
そして、最後に、
- 各グループがまとめてくれた「理想」を右に
- 各グループがまとめてくれた「現実」を左に
- メンバーごとのアクションカードをその間に
貼ったボードを成果物として作成し、ワークショップを終了しました。
やってみて感じたこと
初めてのワークショップ(参加も開催も)だったのですが、比較的うまく行ったのかなと思います。
ただ、思っていた以上に話が盛り上がり(特に自己紹介や理想のチーム)時間をオーバーしてしまったので、もう少し余裕を持った時間配分にすると良かったかなと思いました。
全体的にワークの時間を2倍ぐらいにしても良い感じでした(印刷に1時間ぐらいかかってスタートが30分弱遅れてしまったの申し訳ない…)。
あとは、時間がなくてアクションカードの共有がボードに貼るだけになってしまったけれど、本当は「誰々から誰々へ。理想的なチームにするためにほげほげしてほしいです」とか「私から私へ。理想的なチームにするためにほげほげをします」みたいな感じで宣言するような形をとりたかったなというのが反省点。
参加者の反応
ワークショップ後にアンケートに回答してもらったのですが、以下のような反応がもらえました(抜粋)。概ね好評だったようです。
- アクションカードを渡しあうのが面白かった
- アクションカードを貰えると、自分では気付いけない/気づかない、期待されている事を知れる
- チームメンバーの自己紹介で改めてどんな人物なのがわかった。全員分聞きたい
- 普段の業務とは違う雰囲気でチームメンバーとのコミュニケーションがとれたところがよかった
- 普段業務でかかわらない人の意見を聞くことができた
- 目標や課題などについて改めて考え直すよい機会となった
- 改めて「よいチームってなんだろう」「自分は何を期待されて何を貢献できるんだろう」と考えつつ、今の仕事を見つめなおせてよかった
- チームが目指したいこと、個人が目指したいことを考え直すいい機会になった
- 個人の意見や目指すものが知れたこと。今後、コミュニケーションすすめる上での種にできそう
- 普段言うタイミングを逃しがち、明文化されず雑談ベースで話しているような内容を表現出来た
特に、他人にアクションカードを渡す部分と、できるだけ普段関わらない人とテーブルが同じになるようにしたのが評価が高かったです。
また、似たようなワークショップがあれば是非参加したい。他のチームもやったほうが良いという回答も多かったので、アップデートしてまた開催できればいいな。
逆に反省・改善点としては、
- ぼくが参加していなかったこと
- ホワイトボードが各テーブルにあれば発表楽かも
- 話す時間とまとめる時間を分けてもらえると時間気にしなくていいので嬉しい
といったものがありました。
現場からは以上です。
おにやんま - ISUCON5予選敗退反省会 #isucon
ISUCON5予選に、 @karupanerura, @ar_tama と3人で「チームおにやんま」として参加しました。
当日の動きなどは他の二人が書いてくれると思うので、反省点をまとめておきます。
反省1:分担をきちんとする
インフラ編
インフラ整えるあたりで3人とも同じ罠(symlinkがー、daemon offがー、再起動がー)にハマったりしていたので、誰か一人が全メンバーのインスタンスでインフラ整えて渡すみたいなことをしておけばよかった。 その間に残りのメンバーはアプリケーションの仕様を把握したりコード読んだり。
アプリ編
指示出すメンバーが明確に決まっていなくて、それぞれが判断してアプリいじってたり、「AとBとC直そう」みたいに話したあと、誰がどれやる決めてなくて、「誰かがやってると思った」みたいなのがあったので、作業方針が決まったあとに、この作業は誰々、この作業は誰々とちゃんと分担するべきだった。
次回以降の対策
- インフラ整えてスナップショット配布
- 誰が何やっているか分かるようにする(小さい単位でブランチ切る)
反省2:みんなで忙しくならない
3人が3人ともゴリゴリコード書いていると相談もしづらいし、何かハマったときのヘルプが大変。 誰か1人は、計測中心に動きつつ、何か会った時に遊撃手として動けるようにしたほうが良かった。 あと開発しやすい環境を整えたり。
次回以降の対策
- 全体を見る人を立てる
- その人は実作業はせず、サポートに徹する(ハマった時の聞き役や開発しやすい環境を整えたり)
反省3:相談の時間を沢山とる
いちおうpt-query-digestで上から順に撲滅していったけど、もうちょい実装方法について共有しても良かった。 いろいろ意見出たけど、どの作業方針が決定稿か、みたいな認識がとれてなかった気がする。
次回以降の対策
- 全体を見る人を用意する
- 大画面でコードレビューしつつ、方針をコメントしてみる?
反省4:あわてないあわてない
なんか午前中にインフラまわりで時間かけてしまって、進捗ゼロです!みたいなので、お昼の時間も忘れて焦ってしまった*1ので、もっと時間をかっちり決めても良かった。
次回以降の対策
- ポモドーロテクニック的な感じで作業を止めて相談する時間を作る?
- 時報をslackに流してもいいかも?
- 音楽流して心に平穏を
おまけの反省
12:36 silvers: ブログ用におにやんまの写真とっとけばよかった 12:38 karupanerura: Uploaded an image: Slack for iOS Upload 12:38 ar_tama: https://instagram.com/p/8Es-fjLKqA/?taken-by=ar_tama 12:39 silvers: すごい 12:39 silvers: おにやんまerの鑑だ 12:40 ar_tama: ₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
ISUCON運営に感謝
— silvers (@silver_s) 2015, 9月 28
*1:15時ぐらいに寿司食べた
午後、ぼーっとしてくる時間に休憩を推奨する発言を垂れ流すようにしてみた
会社の正式な制度ではないんだけど、チームとしてより生産性をあげるために昼休み以外にも休憩時間を取るといいんじゃないかという話になったので、お試しで15:30-16:30ぐらいを休憩推奨時間にしてみた。
もちろん、昼休みや休憩推奨時間以外にも適宜休憩はとっても良いけれど、制度として時間を確保することで
- 堂々と休みやすくなる(全然いつ休んでも良いんだけど、気持ち的に)
- チームメンバーとコーヒーブレイクしながら雑談しやすい
- slackに通知する(ようにしている)ので良いタイムキーパーになる
といった利点がある。
また、業務と関係ない話から面白い発想が生まれたり、普段あまり関わらない人と話すことで良いシナジーが生まれたりすることがあるのでそこも期待しているところではある。
実際に、その時間に話した内容からいくつかの新しい制度を会社に提案し採用されていたり、新しい勉強会のネタが生まれたりと良い結果がでているので計画通り。
どうでもよい雑談のしやすさは、チームとして今後力を入れていきたい部分なので、サポートしていきたい。
ちなみに
こんな感じで休憩に関する適当な名言を流しつつ学校のチャイムのmp3のURLを流してます。
追記
記事読んだ社内の人から質問あったので答えとく。
Q. 1時間多く昼休みとっているようなもん?
昼休みとは違います。
Q. どんなことをしているの?
例えば、飲み物飲んだり、トイレ行ったり、ストレッチしたり、たばこ吸ったり。
集中してて見てなかったチャットの返答をしたり、レビューをしたり。
あとは、溜まっているブログ記事読んだり、良いライブラリないかなって探したり。
Q. それって制度なくてもいつでもできることでは?
その通り。
ただ、その時間を「チームとして、大体この時間にとるとステキですね」ってすることで、ついでに相談ができたり雑談ができたりしてイイネって制度。
Q. 休憩っていうからサボってるのかと思った
良い名前があれば募集中。
ただ個人的には、脳の血管ブチ切れるぐらい思考している時か、ひたすらコードをガリガリ書いている時以外の業務時間は休憩だと思ってるのでこういう名前になった次第。
東京 Crystal 勉強会 #1 に参加してきました
2015年7月31日に五反田のモバイルファクトリーで行われた 東京 Crystal 勉強会 #1 に参加してきました。
Crystal は、最近話題のRuby風シンタックスの静的型付け言語です。
どれぐらいRuby風かというと、こんなぐらいです。
これ、Rubyでもそのまま動くんじゃないか? Crystalすげーっ。 https://t.co/pO0F0vqTly
— Yukihiro Matsumoto (@yukihiro_matz) 2015, 6月 16
発表内容
20分のトークが2本と、LT5本でした。 資料等はすべて、 東京 Crystal 勉強会 #1 in 五反田 - 資料一覧 - connpass にまとまっているので割愛しますが、Crystal の言語の説明から、実装の話、Crystalを使ってみた話、言語の歴史から見る Crystal という言語の位置付けの話など多岐に渡る話で、とてもおもしろかったです。
今後
今後も、日本のCrystal界隈を盛り上げていくために勉強会やもくもく会を開催するみたいなので、気になる方は是非 crystal-jp(slack) に参加してください!
以下のページからメールアドレスを送信すると自動でslackへ招待されます(ちなみにこの仕組みもCrystalで書かれています)。
ヒューマンエラーに精神論は危険信号
たまに参照することが増えたので日記にまとめておく。
どこかで読んだんだけど、事故の再発防止対策で、「ちゃんと確認する」とか「ちゃんとログを見る」とか『ちゃんと』って言葉が出てきたら精神論なので危険信号、みたいなことが書かれていて本当にそうだと思う。それで対策した気分になる分、何もしないよりたち悪い。
— silvers (@silver_s) 2014年3月13日
ヒューマンエラーなのにヒューマンが頑張る対策をいくらあげてもダメだよ!!
— silvers (@silver_s) 2014年3月13日
ヒューマンエラーは仕組みで解決しましょう!!
多分この本
記憶が確かなら、この本です。
- 作者:中田亨
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: 文庫
スプリントに名前を付けると覚えやすいしやる気がでる
単純に優先順に作業すると、いろいろやりすぎて思い出に残りにくいので、スプリントにタイトルを付けて、特定の何か(機能でもいいし方向性でもいいし)に集中したスプリントバックログを作ろう、みたいな話をする。
スクラムについて軽くおさらい
スクラムでは、スプリントと呼ばれる大体1~4週間の短いタイムボックスを繰り返しながら開発を行う(うちは2週間)。 スプリントは、計画 -> 開発/スタンドアップミーティング -> レビューな感じで進んでく。
計画フェース
計画フェーズでは、スプリント期間に何をやるかを計画する。
- ユーザストーリーを優先順に並び替えプロダクトバックログを作成する
- そこからチームがスプリント期間に達成できるユーザストーリーを選択する
- ユーザストーリーを実現するための作業をタスク化する(スプリントバックログ)
- スプリントバックログ上の作業を期間内に完了することをチームでコミットする
開発フェーズ
うぉぉ作るぞー!みたいな感じ。 スタンドアップミーティングというやつを毎日やって、気軽に障碍を共有することで、チームの進捗を妨げるあれこれについてすぐ対処することができる。
レビューフェーズ
スプリントの最後に、今回コミットしたユーザストーリーを実現できたかみんなでレビューする。 運用中のサービスだと、これを待たずにリリースしていることもあるけど、気にしない。
あと、KPTみたいなフレームワーク使って、お仕事のススメ方の改善活動なんかもしておくとGOOD。
人数が増えるとなんかスプリントが謎い感じになる
チームメンバーが増えるにつれて、2週間のタイムボックスで達成できるユーザストーリーが増加する。 増加する分には、早くユーザに価値を届けられていいんだけど、安易に上から順にユーザストーリーを選ぶと、なんかいろんなところに手を出し過ぎる感があって、
今回何にコミットするんだっけ? 結局どういう価値が届くんだっけ? いや、そこが改善されるのも、こういう機能が付くのもわかってるんだけどさ… 2週間後にはこのプロダクトはどうなってるの?
みたいな、これとこれとこれが新しく入るよって説明はできるんだけど、半年後振り返ったときに、あの時にこのプロダクトはこう変わった!みたいなことが説明し辛いなあと感じるようになってきた。
リリース前は、このスプリントでアルファ版が完成したぞ!ベータ版ができたぞ!みたいなそういう達成感があった。
スプリントをヒトコトで表す
そこで、スプリント計画会議の最初に、今回のスプリントでチームとして何を解決したいか、ヒトコトでユーザに説明するとしたら何がいい?テーマは何?というのを聞くようにしてみた。
たとえば、「今回は、ユーザからのお問い合わせ(わかりにくい部分や不満点)を減らすようなスプリントにしよう」とか「この機能の面白さを強調するような周辺環境を整えよう」とか「今回は、1日以下でできるような細かい改善施策を大量に消化してプロダクトバックログを整理しよう」とかそういう感じ。
できれば、スプリントバックログ作成前にやって、テーマに沿ったユーザストーリーを入れるのが良いと思うが、優先度をどうしても守りたい、ということであれば作成後でも構わない。
とにかく、名前を付けることが重要で、それによって多種多様なユーザストーリーをひとつの方向性として示すことができる。 「○○週間」とか「○○強化月間」とか、普段と変りなくてもそういう名前を付けるだけでなんか意識が変わる。
テーマとしては、他にこんなものがありそう。
スプリントパターン例
- ユーザのXXXという問題をひたすら解決する(問題を絞る)
- ひたすらサービスのUIを使いやすくする(作業内容を絞る)
- XXXなユーザが喜ぶことをする(ターゲットを絞る)
- XXXの機能群を見直す会(作業対象を絞る)
スプリントにタイトルを付ける
決めたテーマを忘れないようにタイトルを付ける。 チームメンバーが、何やったか思い出せればどんな内容でも問題ない。
(自分はそのまま書くのつまらないので、あるチームはアニメネタ、あるチームは名言ネタで統一するようにしてる)
おわりに
長々と書いたけど、とりあえずスプリントに名前付けるとやる気出るよ!ということを書いた。
最近つけたお気に入りタイトルを紹介して終わる。
第X話 「これがリリース・・」 「だったものさ。その骸だよ」 第X区間 おじさまが見てる Fes.X 成功する秘訣は、今より少しだけ上を目指すこと Fes.X 質の高い偽物はくだらない本物よりずっといいんだぜ