2013年1月23日に開催されたGREE Teck Talk #02 : GitHub:E Casual Talkに行ってきたのでメモ。
全体の感想
ちょっと導入を考えていたので、勉強になった。そして、ちょっとくじけた。
PullReqとかGHEの恩恵とかを理解していれば全然高くはないと思うんだけど、最初の導入時のハードルがでかいかなという印象。今のままでいいじゃん、って声が多分たくさんあがる。お金さえあれば、「まあまあ、試しに使ってみてよ」ってのんびり検証しつつ徐々に移行とかできそうだけど、そうでないなら、ちゃんとした計画立てないとつらそう。
ということで、本気で人やプロジェクトが多くなって「レビューつらい」と思うまではちょっと待っても良いかなという結論に落ち着いた。
19:00 トラブルシューティングから見るGitHub:E運用の勘所
グリー株式会社 大場光一郎
19:20 GitHub:Eじゃなくてもいいじゃん
株式会社ドリコム Takafumi ONAKA
内容と感想
subversionからのGHEはさすがに厳しいので、まずは無料のgitlabで肩慣らししてる。でも、お金があったらGHEで問題ないよ、という話。
たしかに、subversionからgitは色々使い勝手違うし、暗黒時代の便利ツール群なんかも使えなくなるので、厳しそう。gitlabはrails詳しい人が社内に多ければいいかなーとも思うけど、gitlabメンテナンスのコスト考えるとGHEでいいんじゃねって気がする。
PullReq文化 VS お金というのは、すごい分かりやすいけど、PullReq文化に慣れてない人にどう文化を広めるかが大変そう。そこを、ドリコムはgitlabで文化浸透させてるみたいだけど、他の方法としては、なんかうっかりしちゃっても問題ないやつをgithubのプライベートリポジトリで運用して慣れさせるのもありかなって思った。文化広めるだけなら。
19:40 GHEとAWSと私 クックパッド
クックパッド株式会社 高井直人
内容と感想
githubを使わないのはセキュリティ上の理由と、落ちたら困るから。
でも、開発者が増えてレビューが辛くなってきたのでPullReqしたいよねっていうのでGHE導入を検討。
今の運用とできるだけ変えたくないので、開発環境と自社のgitサーバーの間にGHEを入れて、GHEにデプロイはgitサーバーからにすることでGHEが落ちてもデプロイだけは出来る状態にしたという話。
資料
20:10 なめらかにGHEに移行する方法
株式会社はてな Yohei Fushii
内容と感想
リポジトリが多いし、一気に移行すると混乱するのでなめらかに移行したい。
GHEと自社のリポジトリをミラーリングして、どっちを利用しても自社のリポジトリにはすべてのプロジェクトがある状態を保った、というのはクックパッドに似てる。
スライド
20:30 ペパボでのちょっと変わったGitHubの使い方
株式会社paperboy&co. Gosuke Miyashita
内容と感想
ペパボでの GitHub の使い方 - Gosuke Miyashitaとほぼ同じ内容。
ペパボはGHEじゃなくてgithubでサービスごとに組織アカウントを持っているらしい。
デザインプロセスの共有に使用するのはイイナと思った。
質疑応答で、デザイナはどうやって使ってる?という質問があったが、コマンドラインを使ってるらしい。すごい……。
ちなみに、当日の朝、GHE導入が決定したらしい。
21:10 特別講演:GitHubEnterprise
GitHub Inc. Drew Woods
内容と感想
次のリリースの内容とか。
どれぐらいのスペックがあればいいのさ、という質問があって、金と相談ではあるけど、最低メモリ8GB(可能なら16GB)でディスクIOは大切。CPUはさほど重要じゃないよという回答。あとは、ルートパーティション満杯にならないように気をつけてねとのこと。